腸脛靭帯炎(ランナー膝)

スポーツ障害

症状

腸脛靭帯炎はランナー膝とも呼ばれており、ランニングなど膝の曲げ伸ばしを繰り返す運動にて引き起こされる事が多い疾患です。痛みが出現する場所はお膝の外側になります。下り坂などで痛みはは増悪しやすいです。

グレード1走行後に疼痛出現
走行距離、スピードに影響なし
グレード2走行中に疼痛出現
走行距離、スピードに影響なし
グレード3走行中に疼痛出現
走行距離、スピードに影響あり
グレード4疼痛が強度であり走行を妨げる
ランナー膝症状分類(Lindenberg)

原因

 原因は使いすぎによるところが大きいです。膝関節の外側には骨の出っ張り(大腿骨外側上顆結節)があります。その骨の隆起と腸脛靭帯が何度も擦り合わされ、摩擦が生じることにより炎症が引き起こされます。

治療

 まずは、炎症を抑えることが優先されます。物理療法や安静などから痛みが引く様にしていきます。また、走行時に膝関節が外に向いてO脚傾向で走っている方に多く発症しやすい為、走り方の修正や身体の柔軟性の改善も同時に行って行くことにより、早期のスポーツ復帰や再発予防を図ることができます。

コメント

タイトルとURLをコピーしました