腰椎分離症

スポーツ障害

症状

 運動時に腰の低い位置に痛みが出現します。特に腰を反らしたり捻る時に、痛みが強く出現します。無症候性(症状がない)人もいます。

原因

活発なスポーツによって生じることが多く、腰を強く反らせる・捻る動作にて大きく関節に負担がかかっている。体幹運動を多く伴うスポーツ選手に好発します。痛みの部位は腰の骨の一番下(L4,L5)で生じること多いです。

治療

 スポーツの中止と適合性の高いコルセットで骨癒合を促すことがとても大事になってきます。早期に発見できれば保存療法で治癒することができますが、しっかり治癒しないと骨がずれてすべり症という状態になり、さらに大きな手術が必要となることがあります。腰痛がある場合は早い段階での病院受診を行い、早期診断・早期治療を行うことが重要になってきます。定期的にレントゲン撮影行い骨癒合の経過を見ながら治療を行っていきます。骨癒合するまでは運動は厳禁です。
 症状の緩和には1~3か月ほどの安静期間が必要であり、分離した骨が骨融合するには、半年~1年程度必要になります。
 動作としては、股関節や肩関節の硬さが腰部に負担をかけている場合も多く、体の硬さに関してはチェックと改善が必要です。

コメント

タイトルとURLをコピーしました