日常生活での注意点 ~腰部~

腰部とは

 腰は5つの「腰椎」という骨で出来ています。下の図のように、姿勢によって脊柱の間にある椎間板にかかる負担が変わります。負担のかかる姿勢はできるだけ避け、長時間同じ姿勢でいることは控えるようにしましょう。

図:直立位を100%とした椎間板への負担の変化

①仰向け寝、②横向き寝、③直立位、④立位での中腰、⑤立位での中腰のまま物を持つ姿勢、⑥座位、⑦座位での中腰、⑧座位での中腰のまま物を持つ姿勢

注意が必要な姿勢

  • 立ち仕事の姿勢 ~④の対策~

悪い例

仕事や家事で長時間立ちっぱなしの時は、作業台が低い場合や足を揃えた状態が続くと、腰に負担がかかってしまいます。


良い例

作業台の高さを調整し、足台を使って交互に片足を曲げるようにすると腰の負担が減少します。また、出来ればこまめに休憩を取りましょう。

  • 物を持ち上げる姿勢 ~⑤の対策~

悪い例

物を持ち上げる時は、腰を曲げて体から物が遠いと特に腰に負担がかかります。

良い例

膝を曲げてしゃがみ込み持ち上げる物を出来るだけ胸に近づけて持ち上げましょう。

  • 椅子に座る姿勢 ~⑥⑦の対策~

悪い例

椅子に座るときは、机が低い場合や、椅子に浅く座った状態で背もたれにもたれかかると、中腰の姿勢になり、腰に負担がかかります。

良い例

机の高さの調整を行い、背もたれを使用するときは深く座って、中腰の姿勢にならないようにしましょう。

おわりに

細かい注意が必要ですが、腰の負担を減らし一日でも早い痛みや痺れの改善を目指しましょう。

ご不明な点がございましたら、お気軽に ”でぐち整形外科 リハビリ科” までお声がけください。

タイトルとURLをコピーしました