頚部とは
首は7つの「頸椎」という骨で出来ています。頚椎の後方には大事な神経と血管があり、負担がかかると首~手にかけて神経症状(痺れ・痛み)や気分不良、目眩、吐き気が出ることがあります。そのため、首の後方に負担のかかる姿勢は控えるようにしていきましょう。
注意が必要な姿勢
- 上を向く姿勢
上を向く姿勢では、首の後ろにある神経や血管に負担がかかってしまいます。上の物を取る時など、上を向く必要があるときは、台などを使ってできるだけ首が反らないようにしましょう。
- 前かがみで座っている姿勢
悪い例
背中が丸く、顎が上がっている姿勢。頭は後方に倒れ、体は前方に倒れる為、首が「くの字」に曲がり首の後方に負担がかかります。
良い例
座った状態で骨盤が起きて、顎を引いている姿勢を取るようにしましょう。
- ペットボトルなどで飲料を飲む動作
上を向く姿勢になってしまうので、出来るだけストローやコップを用いて、上を向く時の首の角度が急にならないようにしましょう。
- 高い場所での作業
電球の取り換えや上の物を取るときなどは、上を向く姿勢の注意点と同様に台などを使ってできるだけ首が反らないようにしましょう。
- 美容室のシャンプー台や歯医者さんでの姿勢
顎が上がり上を向く姿勢となりやすい為、辛い時は枕を置いてもらうなど出来るだけ上に反らないようにしてもらいましょう。
おわりに
細かい注意が必要ですが、首の負担を減らし一日でも早い痛みや痺れの改善を目指しましょう。
ご不明な点がございましたら、お気軽に ”でぐち整形外科 リハビリ科” までお声がけください。