手首の体操とは
手首は手で物を取ったり、体を支えたりする際に、位置の調整をする関節になります。手首が硬くなると、肘や肩に負担がかかってきます。
しっかり可動域や骨の動きをイメージしながら運動することでより良いトレーニングを行うことができます。
運動方法
- バイバイ運動
手を広げた状態で、親指側と小指側に手首だけを動かします。紫の矢印は手首全体の運動方向で、青の矢印は手首の付け根の骨の運動方向です。
手首を親指側に倒すときは、手の付け根が小指側に転がることをイメージします。目標は25 °程度です。
手首を小指側に倒すときは、手の付け根は親指側に転がることをイメージします。目標は55 °程度です。
これを10回繰り返します。
- コイコイ運動
指を伸ばした状態で、上側と下側に手首だけを動かします。
紫の矢印は手首全体の運動方向で、青の矢印は手首の付け根の骨の運動方向です。
手首を上側に動かす時は、手の付け根が下方に滑るイメージで動かします。目標は70 °程度です。
手首を下側に動かす時は、手の付け根が上方に滑るイメージで動かします。目標は90 °程度です。
これを10回繰り返します。
- コロコロ運動
指を握った状態で、肘から手首を捻るように動かします。
※肩から動かさないようにしましょう。
手の表・裏がしっかり見えるように捻ります。
肘は90°に曲げ動かさない様に注意します。目標は表・裏 各90 °ずつです。
これを10回繰り返します。
おわりに
手首の機能が低下しないように予防をしていきましょう。
ご不明な点がございましたら、お気軽に ”でぐち整形外科 リハビリ科” までお声がけください。