ストゥーピング・エクササイズとは
ストゥーピング・エクササイズとは「前かがみで行う運動」の事です。
前かがみになることで、腕の力を抜く事が目的です。
腕の力を抜くことで、緊張などによる肩周囲の痛みの出現を抑え、筋肉を伸ばし、動きを広げることが期待できます。
エクササイズ方法
下記は左肩が痛いと想定して説明しています。
- レベル1:脱力
体を前に倒していき、右側の腕で体をしっかり支えます。
左の肩や肘の力を抜いて腕を垂らします。
最低でも15秒はそのまま保持します。
朝・昼・晩の1日3回を目標に行ってください。
力が抜けにくい時や痛みが出る時は、体を倒す角度を変えて行ってみましょう。
痛みがある時は、特に力が抜けにくくなっています。しっかりと力が抜けるようになることが一番の目標です。必ず”レベル1:脱力”がしっかり出来るようになったら、次に進みましょう。
- レベル2:揺らし
”レベル1:脱力”の状態を作ります。
肩の力は抜いたまま、膝を使って腕を揺らします。
段々と腕の揺れが小さくなってきたら、再度膝を使って腕を揺らします。
痛みの無い範囲で指示された回数行って下さい。(5~10回程度)
肩や膝に痛みがでる方はこの運動は控えて下さい。
~注意点~
この運動は肩~指先まで力が抜けていることがポイントです。
肩だけではなく、指先に力が入っていないか、肘に力が入っていないかも確認しながら行いましょう。
また、下を向きすぎて気分が悪くならないように小まめに区切って行いましょう。
おわりに
しっかりと力を抜いて、肩を上手に使えるようになって、怪我の予防をしていきましょう。
ご不明な点がございましたら、お気軽に ”でぐち整形外科 リハビリ科” までお声がけください。