“カフ”とは?
ローテーターカフと言い、日本では回旋筋腱板(腱板)と言います。肩甲骨と上腕骨をつないでいる筋肉である、 棘上筋・棘下筋・小円筋・肩甲下筋 の腱の総称です。
肩を安定させる機能があり、鍛えることで肩の機能を良くしていきましょう。
アイソメトリック トレーニング
”アイソメトリック”とは関節の動きを伴わない運動のことです。炎症や痛みの強い患者様には、この運動から始めます。下記は右肩が痛いと想定して説明しています。
開始肢位
肘関節を直角に曲げて、体から離さないようにします。 手のひらを内側にして真っ直ぐ前方へ向けます。
手首の内側に抵抗をかけます。 左手は内側へ、右手は外側へ力を入れます。 この時、肩や肘が動かないように注意してください。 このまま5秒間押し合います。
手首の外側に抵抗をかけます。 先程とは反対に、左手は外側へ、右手は内側へ力を入れます。 このまま5秒間押し合います。
~注意点~
この運動は力の入れ方がポイントになります。
右の写真のように風船を押すくらいのイメージで行ってください。
痛みの出ない範囲で行う必要があります。
上記の方法で痛みが出る場合は、手を少しお腹に近づけた状態で行う方法もあります。
おわりに
肩の筋肉を上手に使えるようになって、怪我の予防をしていきましょう。
ご不明な点がございましたら、お気軽に ”でぐち整形外科 リハビリ科” までお声がけください。