”カフ”とは
ローテーターカフと言い、日本では回旋筋腱板(腱板)と言います。肩甲骨と上腕骨をつないでいる筋肉である、 棘上筋・棘下筋・小円筋・肩甲下筋 の腱の総称です。
肩を安定させる機能があり、鍛えることで肩の機能を良くしていきましょう。

トレーニング方法
下記は左肩が痛いと想定して説明しています。
- うちわトレーニング

うちわの柄の付け根を親指で挟み込む様に持ちます。
うちわをあおぐ範囲は、ヘソの前⇔小さく前にならえより少し開いた状態までで行います。
1秒1往復の速さで30秒(30往復)行います。
朝・昼・晩の1日3回行いましょう。
~注意点~
図の様に手首だけで行うと肩の運動になりません。手首をしっかり固定して行って下さい。 ※痛みの無い範囲で行ってください。

- 輪ゴムトレーニング

輪ゴムを用意します。2~3個繋ぎます。

肩の力を抜き、わきを軽く閉め、手のひらを向かい合わせて、小さく前にならえの姿勢を作ります。
輪ゴムを中指もしくは手首に引っ掛け、ゆっくり同じ速度で広げて、元に戻します。
動かす範囲は、ヘソの前⇔小さく前にならえより少し開いた状態までで行います。
1秒1往復の速さで30秒(30往復)行います。
朝・昼・晩の1日3回行いましょう。
~注意点~
あおぐ範囲や動かす範囲を超えて動かしすぎたり、速く動かしてしまったり、手首だけで行うと肩の運動になりません。範囲を守って、ゆっくりと、手首をしっかり固定して行って下さい。 また、痛みの無い範囲で行ってください。

おわりに
肩の筋肉を上手に使えるようになって、怪我の予防をしていきましょう。
ご不明な点がございましたら、お気軽に ”でぐち整形外科 リハビリ科” までお声がけください。